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中深煎り（シティロースト）なので酸味、苦味、コクのバランスがとれた味わいです。
一般にモカと呼ばれることも多い豆です。こちらはウォッシュト(水洗式)と呼ばれる、コーヒーの実の果肉を除去した後に水洗いし、乾燥させて精製したタイプの豆です。
●味わい
ウォッシュトのエチオピアらしく華やかでフルーティ。フルーティなコーヒーの代名詞といってもいいでしょう。フレッシュなぶどうのようなフルーティな香り。口に含むと少し砂糖を加えたレモンティのような華やかで甘酸っぱい味わいが口の中に広がります。
別ページに同じエチオピアのナチュラル精製(水を使わず収穫した実をそのまま天日干しする)のものもご用意しています。同じエリアの豆でも精製の仕方の違いで全く違う味わいに変わるので、ぜひ飲み比べてお楽しみください。
●産地について
一般にモカと呼ばれることが多い豆です。国でいえばエチオピアと紅海を挟んで対岸にあるイエメン。昔はこの両国のコーヒーをモカ港（イエメン）で船積みされたことからそう呼ばれています。ブラジル・サントスも同じような由来ですね。モカもサントスも港町でコーヒーの栽培はしていないので、今となっては大雑把すぎる分類かもしれません。
今回の豆はイルガチェフェという村のウォルカというエリアのもの。ステーションと呼ばれるコーヒーを精製する施設に近隣の農家が収穫したコーヒー豆を持ち込みます。その中でも良質なコーヒーを生産すると言われているウレインチニーチャ集落の豆に限定して製品に仕立ててもらっています。いろいろな豆を混ぜることなく、生産エリアを限定することで産地毎の個性が際立つと考えています。
【生産情報】
生産者：ウォテ集落の農家
地 域：南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / ゲデブ・ウォレダ / ウォルカ・ケベレ / ウレインチニーチャ
生産年：2023
品 種：在来品種
標 高：2,200-2,200m
精 製：ウォッシュト
