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「ピルグリム」全3巻 ◆テリー・ヘイズ【このミス4位】(ハヤカワ)

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    2024年3月24日 17:57

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    henryi

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  • 「ピルグリム」全3巻 ◆テリー・ヘイズ【このミス4位】(ハヤカワ)_1
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これは文句なしに面白い。「このミステリがすごい!」2015年版(2014年の作品)海外4位。テリー・ヘイズ著、「ピルグリム(I am Pilgrim)」〔1〕~〔3〕、全3巻です。山中朝晶訳、ハヤカワ文庫NV。状態は全般に良好です。送料はクリックポストで185円です。 

★内容: いきなり目に飛び込んでくるエピグラフはル・カレ、そしてチャンドラーの引用だ。この巻頭で期待を膨らませるスパイ小説ファン、いやすべての読者を本作は裏切らない。アメリカのさまざまな諜報組織が抱える数多のエージェントたちを監視し、それを任務としてきた伝説の人物。単独でアメリカ殲滅を企むテロリスト〈サラセン〉の出現が、彼に〈ピルグリム〉のコードネームを与え、新たな使命を負わせることに。オフビートとストレートの絶妙なブレンドで、読者の想像力を超え、地球規模のスケールで追跡劇は繰りム広けられていく。作者は本作の映画化に参加するとともに、三部作の第二部にあたる続編も刊行予定。(このミス編集部)

〔1〕 名前のない男たちヘ: アメリカの諜報組織に属する十万人以上の諜報員を日夜監視する極秘機関。この機関に採用された私は、過去を消し、偽りの身分で活動してきた。あの9月11日までは・・・・・・引退していた男を闇の世界へと引き戻したのは〈サラセン〉と呼ばれるたった一人のテロリストだった。彼が単独で立案したテロ計画が動きはじめた時、アメリカは名前のない男にすべてを託す! 巨大スケールと比類なきスピード感で放つ、超大作サスペンス開幕!

〔2〕 ダーク・ウィンター: 〈サラセン〉の存在とそのテロ計画は、アメリカ政府の知るところとなった。暗号名〈ピルグリム〉を与えられた伝説の男は、追跡を開始する。敵の目標は? その手段は? 手がかりはアフガニスタンでの電話傍受記録のみ。通話先のトルコへ飛んだ〈ピルグリム〉は、そこで謎めいた殺人事件に遭遇する・・・・・・一方〈サラセン〉のテロ計画は決行へ向けて着々と進んでいた。はたして〈ピルグリム〉の追跡は実を結ぶのか? 超大作白熱の第2弾!

〔3〕 遠くの敵: 〈サラセン〉のテロ計画は、ついにその準備を終え、実行の日が迫っていた。かすかな手がかりをつかんだ〈ピルグリム〉は、最後の望みをかけて〈サラセン〉の過去を追う。まったく姿の見えなかった敵の姿がおぼろに浮かびかけ、衝撃が〈ピルグリム〉を襲う。だが、計画決行までの時間は残り少ない。意を決した〈ピルグリム〉はついに危険極まりない賭けに出るが・・・・・・雄大なスケールで驚異のマンハントを描く超大作、完結!

◎このミステリがすごい!2015年版(2014年の作品)海外4位。

★著者、テリー・ヘイズ(Terry Hayes)は1951年、イングランド生まれ。《シドニー・モーニング・ヘラルド》紙のアメリカ特派員としてニューヨークで働く。そのころ映画監督ジョージ・ミラーと知り合い、「マッドマックス」(1979)のノヴェライズや、「マッドマックス2」(1981) の脚本を手がけた。以後プロデューサー、脚本家として活躍。主な脚本作品に、「マッドマックス/サンダードーム」(1985)、「デッド・カーム/戦慄の航海」(1989)、「ペイバック」(1999)、「バーティカル・リミット」(2000)、「フロム・ヘル」(2001、ブラム・ストーカー賞脚本賞ノミネート)などがある。2013年発表の処女小説「ピルグリム」(本書)は高い評価を得、早くもMGMにより映画化権が獲得されている。著者によれば「ピルグリム」〔1〕~〔3〕は三部作の第一部であり、続編が刊行予定とのことである。

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