◆『日本学術振興会名簿 (総務部・学術部)』同会、昭和17年、菊判、全351頁、一冊.
◆昭和7年、昭和天皇の御下賜金を受けて財団法人として設立された学術研究の振興団体である「日本学術振興会」の名簿.昭和17年のもので、総裁の秩父宮雍仁親王殿下や近衛文麿・広田弘毅らの内閣総理大臣経験者が名を連ねた役員をはじめ、各部局・小委員会ごとに構成メンバーである学者らの肩書・氏名・住所などを掲載.学界のみならず、学界と深く関わり共に研究の進展を担った陸軍航空技術研究所や横須賀海軍工廠などの軍人、三井・三菱などの財界人らの名も記載.昭和10年代の日本の学問・研究の歴史をたどる貴重史料.